インフォメーション
3月コラム
コロナに続いてウクライナの悲しいニュースが世界を駆け巡ります。
暖かな春を待ち望んだ私たちの思いは無残にも打ち砕かれました。
幼いころより、正義は勝つと教えられてきました。ヒーローアニメも必ず正義は勝ちます。しかし、人間社会は必ずしも正しい者が勝つとは限りません。大きなものに巻き取られていく現実があります。人間は感情という高度な知能を持っています。感情は時としていくつかの亀裂を生み出します。
私も政治の道を歩み始めて14年ですが、政治が人々の命を預かっていることを強く感じております。政治家の度量、精巧な思考が人々の生活を安定に導きます。知識も重要ですが、人格は最も重要です。度量の広さ、冷静な判断、感情に流されない強さ、これらを改めて感じさせる昨今です。
春の日差しを浴びながら、世界の平和を願っております。
村田 弘司
2月コラム
連日コロナのニュースが駆け巡っております。終わりの見えない現実に閉塞感が社会全体を包んでいる毎日です。人流抑制のため、必要最低限のコミュニケーションになっているこの世界で、手と手をつなぐこと、肩を抱き合うこと、一緒に食事をすること、酒を飲みかわすこと、一緒に感動したり、声高らかに笑いあうことがいかに大事であったかを思い知らされた気がします。人のぬくもりは寄り添うことで生まれるものだと改めて思います。
私の暮らすこの町も、かつて町民運動会や祭で最高齢の人生の先輩や歩き始めの幼い子供たちが一同に集まり、世代を超えて、飲んだり食べたり笑いあって、そして地域を築いてきておりました。今現在はコロナ終息に全力を注がなければいけません。コロナが落ち着いてきた後の地域のコミュニティの再構築をぜひとも考えていかなくてはなりません。
「夢・希望・誇り」
私が市長時代に掲げたスローガンですが、これが言葉だけではなく、私も生きる姿勢を正していきたいものだと思います。コロナに負けず、元気に前向きに!
村田 弘司
令和4年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
さて、昨年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、日本中に暗雲が立ち込めたような年でありました。
そうした中、年が改まり、今年は十二支の三番目の干支であります、寅(トラ)の年です。この寅の字は、始まりや春に草木が生じるさまを意味するものとされています。
一方で読み方が同じ虎(トラ)は魔除けの意味があり、通常はわかりやすい動物の「虎」のイメージで干支は使われているようです。
いずれにしても、この干支はすばらしい意味を持っていますので、今年は新型コロナウイルスという魔を除け、明るい一年が始まることを期待したいものです。
私自身、本年は美祢市議会議員として丸2年を迎えます。人口減が進む今、政治が、行政が虎のように真正面からこの困難に立ち向かわねばと、この一年元気な美祢、元気な日本であるよう努力してまいります。
皆様におかれましては、本年が元気で輝かしいものとなりますことを、
心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
村田 弘司
11月コラム
空気が澄んで紅葉も真っ盛りになってきました。私の住む於福町も錦の色に染まっています。春の桜と秋の紅葉は山間に住む者が、自然の恩恵を強く感じる季節です。コロナ感染も減って、ルート316号の乗用車の数も幾分増えてきたように思います。慎重にではありますが、日常を取り戻しつつある晩秋であります。
さて私事ですが、10月に結婚40年目を迎えました。妻にいわせると、ルビー婚といわれているそうです。私とともに大きな荒波に飛び込んでくれた妻です。私は自分で決断して自分の人生を決めてまいりました。傍らにはいつも妻が居りました。喜びの時も悲しみの時も常に二人です。わたしが市職員から政治の世界に入って、5回の選挙を経験し、20代のままごと遊びのような二人が人間模様に翻弄されながらも、自分自身の信じる道を今はゆっくりと歩んでおります。高齢者といわれる年代になりましたが、心はその日がくるまで変わらないことを確信しております。
全ての方が日常のささやかな幸せを感じられるように、今日も願っております。
今日も変わらない日常が訪れますように!
村田 弘司
10月コラム
緊急事態宣言も解除になり、人々の希望が見えてまいりました。感染予防に心がけながら、心豊かな生活が再開できることは嬉しい限りです。何より経済が回復し、最低限の生活が守れるようになることを願っております。
コロナ禍において大いに進化を感じるのはデジタルの普及です。特に民間のデジタル推進は画期的でした。地方にいながら本社に勤務できることが証明できたのです。また、企業も地価の高い都心に本社を構えるより、土地単価の安い地方へとその拠点を移すことへの検討を始めているのです。社員の生活も豊かな自然を感じながら、都心と同じ生活レベルを維持できるからです。
美祢市も人口減少に歯止めがききません。今この時代だからこそ考えることは山積みですが、今この時だから、直ちに画期的な取り組みを構築する必要があります。まさに、「今でしょ!」なのです。
私は市長時代にSPRINGという言葉をよく使っておりました。春・ばね・弾力、まさに今はグッとばねを圧縮した状態です。圧縮は飛び出す準備期間です。落ち込んだ経済を大きく弾ませる施策を今考えております。
人生一度きりです。保身のために手をこすり合わせているだけでは、自分の存在価値が他人にゆだねられてしまいます。自分自身を自分の手で育てていくのです。私はまだまだ自分を育てていきたいと願っております。まっすぐに誠実に!
そのことはこの地域も同じです。地域は地域で存在価値を高めていければと思います。先日、女性のお茶会にお誘いを受け、お邪魔致しました。前向きなお話で、とても参考になり、元気をいただきました。この熱い心を市政に反映させて、内向きではない外に開かれた美祢を創造していきます。
頑張れ美祢市! 頑張れ山口県! 頑張れ日本! 頑張れ世界!
村田弘司